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お尻は大切。

2016.04.08/

とても大切なお尻の筋肉
お尻の筋肉をほぐすと、腰の重だるさも軽減された、という人がいるくらい、お尻の筋肉のコンディションは、
腰の調子に影響があると考えられます。

お尻の筋肉にもいくつかの種類があり、体を動かしたり、様々な姿勢をとる際に、
メインの筋肉と他の筋肉とが協調し合って働くことで、スムーズな日常動作を可能にしています。
そのため、一つの筋肉の働きが低下すると、協調し合う他の筋肉にも悪い影響を与える可能性があり、
動作をスムーズに行うことができなくなったりもするのです。

腰痛につながる中殿筋の機能低下
お尻の筋肉の中でも、中殿筋(ちゅうでんきん)という骨盤と股関節を結ぶ筋肉は、
歩行する際に骨盤を安定させる重要な働きがあります。
そのため、中殿筋が疲労するなどして、働きが低下すると、キレイな足の運びができずに、
歩行時の身体のバランスが乱れることがあります。

また、日常動作や姿勢を維持する際のバランスも崩れるため、中殿筋の機能低下が続くと、
姿勢を保持する筋肉にも影響を与えてしまい、腰の筋肉にも負担がかかる恐れがあります。
腰が重だるいといった症状が出やすくなることがあるため、腰の不調を感じたら、
「お尻の筋肉が疲れてこってきているかな?」とお尻の筋肉チェックをしてみてはいかがでしょうか。

中殿筋が疲れるのはどんな時?
トレーニングによるもの 筋力トレーニングで、各お尻の筋肉に負荷をかけた場合は、その強度や回数、普段どの程度鍛えているかによって、
疲労の度合いや回復の早さも違います。

例えば、右側の筋肉疲労が残り、左側は早々に回復したという場合は、
右側の筋肉の働きが低下する可能性があることから、左右のバランスが乱れ、腰やひざなど、
他の部位に負担をかけることになるかもしれません。

脚をよく使った時 「久しぶりに長時間歩いた」「不安定な道を歩いた」「登山した」など、脚をよく使った後でも、
お尻の筋肉の中で疲労の強い部分が出ていることも。
それが、中殿筋の働きに影響を与える場合があります。

姿勢のアンバランスからの影響 例えばお尻以外で、腰部の筋肉が張っているなど、血流が悪くなっている部位があると、
筋肉や関節に「余計な負担のかからない状態」が損なわれ、
二次的に中殿筋に負担がかかり疲労してしまう可能性があります。

中殿筋の疲労セルフチェック
セルフチェックを行う際の注意ですが、すでに腰や股関節などに痛みのある方は行わないでください。
以下の写真のようなポーズをとった時に、
ズキっと痛みが走ったなどの症状が出るようでしたら、中止してください。

1. 安定する場所に横になりましょう。
上半身は下にひじをついた姿勢で、起こしておいてもかまいません。
右側からチェックする場合は、右側が上になるように。

1d1 下側の脚はヒザを軽く曲げて安定させてもかまいません 2. まず、右下肢を天井方向へ挙げます。床と平行になる位置よりも少し上で保持してみましょう。
この時点で、お尻がきゅ~っと痛く感じる人は、中殿筋の働きの低下が進んでいるかもしれません。
軽々できた人は、その位置でとどめて、ゆっくり10数えてみましょう。
途中でつらくなり、下ろしたくならなければ、疲労はそれほど進んでいないと考えられます。

2d2 下肢を持ち上げるだけで、脚の重さがズシっと感じられる人も 次は、さらに頑張れる人向きのチェック方法です

3. 「2」で全くつらくなかった人は、その位置からさらに上に下肢を持ち上げ、少し下げ、
再度持ち上げ……の反復を10回行ってみましょう。

3d3

 
軽々できたという人は、中殿筋がしっかり働いてると考えられます。

この動きは筋力アップにもつながるため、日々、行っていると
5回くらいでつらくなった人も
軽々できるようになるかもしれません。ぜひやってみてくださいね。
ストレッチアップ恵比寿店

佐藤香奈

 

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