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【片頭痛と緊張性頭痛について】
2016.08.30|カラダについて/ストレッチアップ天満橋店
15歳以上の日本人のうち、3人に1人は「頭痛もち」で、3000万人以上が悩んでいると言われています。
これほど身近ということもあって、「頭痛くらい」と軽く考えられがちですが、ひどくなると生活に支障をきたす場合や、背後に命にかかわる病気が隠れていることもあります。
頭痛と一言で言っても、その原因は様々で、それによって予防法や対処法が大きく異なるため、一歩間違えればかえって痛みが悪化するなど、逆効果にもなりかねません。
今回は「片頭痛」と「緊張型頭痛」について見てみましょう。
片 頭 痛
【片頭痛について】
何らかの理由で脳の血管が急激に拡張して起きるのが片頭痛です。
脳の血管が拡張することで、周囲の三叉(さんさ)神経を刺激し、刺激で発生する炎症物質がさらに血管を拡張して片頭痛を発症します。
心身のストレスから解放されたときに急に血管が拡張することがあり、仕事のない週末などに片頭痛が起こりやすくなります。そのほか、寝過ぎ、寝不足、女性ホルモンの変動、空腹、疲労、光や音の強い刺激なども、片頭痛の誘因とされています。
【片頭痛の症状】
片頭痛が起こる直前には肩こりが出ることもあり、こめかみから目のあたりがズキンズキンと心臓の拍動に合わせるように痛みます。
頭の片側だけが痛いとは限らず両側が痛むこともあり、日常生活に支障が出ることもある発作性の頭痛です。
片頭痛の特徴は体を動かして頭の位置を変えると痛みが増幅することです。また頭痛以外に吐き気、嘔吐、下痢などの随伴症状があり、光、音、におい、気圧や温度の変化に対し敏感になることも特徴です。
いったん痛み出すと2~3日間は続き、1ヶ月に1、2度、多い人では1週間に1回と周期的に頭痛を繰り返します。
【片頭痛の予防】
・食べものに注意!
チョコレート、チーズ、ハム、ヨーグルト、赤ワインなど「チラミン」を多く含む食べものは片頭痛を誘発するといわれる食品なので注意して摂取しましょう。
赤ワインにチーズなんて良い取り合わせですよね。我慢我慢・・・。
・寝すぎない!
寝不足、寝過ぎ、疲労、空腹など体のストレスは片頭痛の引き金になるので避けましょう。とくに週末の寝だめや二度寝は、空腹と寝すぎが重なって片頭痛を重くするので要注意です。寝すぎると緊張がゆるみ、血管が広がりすぎてしまいます。その結果、片頭痛になってしまいます。規則正しい生活を心がけましょう。
【片頭痛の対処】
・痛む所を冷やす。
氷嚢や冷たいタオル、保冷剤などで冷やすと、血管が収縮して痛みの軽減に役立ちます。
入浴やマッサージなどは血管を拡張させる為、痛みが増すことになるので避けましょう。
・静かな暗い場所で休む
頭痛の最中に体を動かすと痛みが増し、光や騒音でも痛みはさらに増してしまいます。
できるだけ、静かな暗い場所で横になりましょう。
・適度なカフェイン摂取
コーヒー、紅茶、日本茶に含まれるカフェインは血管を収縮する作用があります。
痛みの早期に飲むと痛みの軽減が期待されるのでおすすめです。
しかし過剰摂取は逆に頭痛を誘発するので注意しましょう。
緊 張 型 頭 痛
【緊張型頭痛について】
頭の横の筋肉や、肩や首の筋肉が緊張することで起きます。
筋肉の緊張で血流が悪くなった結果、筋肉内に老廃物がたまり、その周囲の神経が刺激されて起きる痛みです。
緊張型頭痛を引き起こす原因は、精神的・身体的ストレスであることが多く、コンピューター操作などで長時間同じ姿勢をとり続けている人に起こりやすい病気です。また、筋肉の緊張ではなく、うつ病など心の病気が原因となる場合もあり、片頭痛を併せ持つ人もいます。
【緊張型頭痛の症状】
午後から夕方にかけて、目の疲れや倦怠感などとともに痛みが現れやすいのが緊張型頭痛。後頭部から首筋を中心に頭全体がギューッとしめつけられるように痛みます。
吐き気や嘔吐などといった頭痛以外の症状は現れず、日常生活への支障も片頭痛ほどではありませんが、数時間で治まる場合や、頭痛が数ヶ月以上も続くなど、慢性化するケースもあるようです。
【緊張型頭痛の予防】
・長時間同じ姿勢をとらない。
正しい姿勢を心がけ、同じ姿勢での長時間の作業はやらないようにしましょう。
・枕の高さに注意する
高すぎる枕、柔らかい枕は首の負担になり、知らず知らずのうちに筋肉を緊張させることに。
高すぎず、柔らかすぎない自分に合った枕を選ぶことで予防ができます。
・首や肩の血流を流す
長時間の作業の時などは特に時間を決めて首や肩の簡単なストレッチなどでこまめに血流を流してあげましょう。
肩の簡単ストレッチ
(両肩の上げ下げ運動)
首をすくめるように、両肩を上げ、ゆっくり下げていきます。
力を入れ過ぎず、自然な上体で10回~20回程度行います。
首の簡単ストレッチ
(首を左右に倒す)
右肩の力を抜いて左側へゆっくりと首を倒します。反対側も同様に。
余裕があれば倒した側の手を頭に添えて、吐く息とともに倒すのを深めます。
左右とも5~10回程度ずつ行います。
【緊張型頭痛の対処】
・温めて、こりをほぐす
片頭痛は冷やす事で痛みの改善が期待されますが、緊張型頭痛は温めることにより痛みが緩和されます。
マッサージ、蒸しタオル、半身浴などで温めて、首、肩の筋肉のこりを取り、血行をよくしましょう。先にご紹介したストレッチも効果的です。
最後に・・・。
色々試しても治まらない、市販の薬でも痛みが軽減されない。
そんな時は思い切って病院で診察を受けましょう。
頭痛といえども、素人判断は危険です。
たかが頭痛、されど頭痛・・・。
私は頭痛もちではありませんが、ごくたまに片頭痛になる事があります。
滅多にならないからか、なったときの辛いこと・・・。
頭を動かすだけでも大きな鐘が頭の中でガンガン鳴っている感じがします。
規則正しい生活と疲労やストレスをためない生活が頭痛を軽減させる為の第一歩。
自分の体をいたわりながら嫌な頭痛とおさらばしたいですね。
これほど身近ということもあって、「頭痛くらい」と軽く考えられがちですが、ひどくなると生活に支障をきたす場合や、背後に命にかかわる病気が隠れていることもあります。
頭痛と一言で言っても、その原因は様々で、それによって予防法や対処法が大きく異なるため、一歩間違えればかえって痛みが悪化するなど、逆効果にもなりかねません。
今回は「片頭痛」と「緊張型頭痛」について見てみましょう。
片 頭 痛
【片頭痛について】
何らかの理由で脳の血管が急激に拡張して起きるのが片頭痛です。
脳の血管が拡張することで、周囲の三叉(さんさ)神経を刺激し、刺激で発生する炎症物質がさらに血管を拡張して片頭痛を発症します。
心身のストレスから解放されたときに急に血管が拡張することがあり、仕事のない週末などに片頭痛が起こりやすくなります。そのほか、寝過ぎ、寝不足、女性ホルモンの変動、空腹、疲労、光や音の強い刺激なども、片頭痛の誘因とされています。
【片頭痛の症状】
片頭痛が起こる直前には肩こりが出ることもあり、こめかみから目のあたりがズキンズキンと心臓の拍動に合わせるように痛みます。
頭の片側だけが痛いとは限らず両側が痛むこともあり、日常生活に支障が出ることもある発作性の頭痛です。
片頭痛の特徴は体を動かして頭の位置を変えると痛みが増幅することです。また頭痛以外に吐き気、嘔吐、下痢などの随伴症状があり、光、音、におい、気圧や温度の変化に対し敏感になることも特徴です。
いったん痛み出すと2~3日間は続き、1ヶ月に1、2度、多い人では1週間に1回と周期的に頭痛を繰り返します。
【片頭痛の予防】
・食べものに注意!
チョコレート、チーズ、ハム、ヨーグルト、赤ワインなど「チラミン」を多く含む食べものは片頭痛を誘発するといわれる食品なので注意して摂取しましょう。
赤ワインにチーズなんて良い取り合わせですよね。我慢我慢・・・。
・寝すぎない!
寝不足、寝過ぎ、疲労、空腹など体のストレスは片頭痛の引き金になるので避けましょう。とくに週末の寝だめや二度寝は、空腹と寝すぎが重なって片頭痛を重くするので要注意です。寝すぎると緊張がゆるみ、血管が広がりすぎてしまいます。その結果、片頭痛になってしまいます。規則正しい生活を心がけましょう。
【片頭痛の対処】
・痛む所を冷やす。
氷嚢や冷たいタオル、保冷剤などで冷やすと、血管が収縮して痛みの軽減に役立ちます。
入浴やマッサージなどは血管を拡張させる為、痛みが増すことになるので避けましょう。
・静かな暗い場所で休む
頭痛の最中に体を動かすと痛みが増し、光や騒音でも痛みはさらに増してしまいます。
できるだけ、静かな暗い場所で横になりましょう。
・適度なカフェイン摂取
コーヒー、紅茶、日本茶に含まれるカフェインは血管を収縮する作用があります。
痛みの早期に飲むと痛みの軽減が期待されるのでおすすめです。
しかし過剰摂取は逆に頭痛を誘発するので注意しましょう。
緊 張 型 頭 痛
【緊張型頭痛について】
頭の横の筋肉や、肩や首の筋肉が緊張することで起きます。
筋肉の緊張で血流が悪くなった結果、筋肉内に老廃物がたまり、その周囲の神経が刺激されて起きる痛みです。
緊張型頭痛を引き起こす原因は、精神的・身体的ストレスであることが多く、コンピューター操作などで長時間同じ姿勢をとり続けている人に起こりやすい病気です。また、筋肉の緊張ではなく、うつ病など心の病気が原因となる場合もあり、片頭痛を併せ持つ人もいます。
【緊張型頭痛の症状】
午後から夕方にかけて、目の疲れや倦怠感などとともに痛みが現れやすいのが緊張型頭痛。後頭部から首筋を中心に頭全体がギューッとしめつけられるように痛みます。
吐き気や嘔吐などといった頭痛以外の症状は現れず、日常生活への支障も片頭痛ほどではありませんが、数時間で治まる場合や、頭痛が数ヶ月以上も続くなど、慢性化するケースもあるようです。
【緊張型頭痛の予防】
・長時間同じ姿勢をとらない。
正しい姿勢を心がけ、同じ姿勢での長時間の作業はやらないようにしましょう。
・枕の高さに注意する
高すぎる枕、柔らかい枕は首の負担になり、知らず知らずのうちに筋肉を緊張させることに。
高すぎず、柔らかすぎない自分に合った枕を選ぶことで予防ができます。
・首や肩の血流を流す
長時間の作業の時などは特に時間を決めて首や肩の簡単なストレッチなどでこまめに血流を流してあげましょう。
肩の簡単ストレッチ
(両肩の上げ下げ運動)
首をすくめるように、両肩を上げ、ゆっくり下げていきます。
力を入れ過ぎず、自然な上体で10回~20回程度行います。
首の簡単ストレッチ
(首を左右に倒す)
右肩の力を抜いて左側へゆっくりと首を倒します。反対側も同様に。
余裕があれば倒した側の手を頭に添えて、吐く息とともに倒すのを深めます。
左右とも5~10回程度ずつ行います。
【緊張型頭痛の対処】
・温めて、こりをほぐす
片頭痛は冷やす事で痛みの改善が期待されますが、緊張型頭痛は温めることにより痛みが緩和されます。
マッサージ、蒸しタオル、半身浴などで温めて、首、肩の筋肉のこりを取り、血行をよくしましょう。先にご紹介したストレッチも効果的です。
最後に・・・。
色々試しても治まらない、市販の薬でも痛みが軽減されない。
そんな時は思い切って病院で診察を受けましょう。
頭痛といえども、素人判断は危険です。
たかが頭痛、されど頭痛・・・。
私は頭痛もちではありませんが、ごくたまに片頭痛になる事があります。
滅多にならないからか、なったときの辛いこと・・・。
頭を動かすだけでも大きな鐘が頭の中でガンガン鳴っている感じがします。
規則正しい生活と疲労やストレスをためない生活が頭痛を軽減させる為の第一歩。
自分の体をいたわりながら嫌な頭痛とおさらばしたいですね。