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【股関節を柔らかく!】

2017.03.01/

みなさんこんにちは!

風邪やインフルエンザで不調だったと思えば、今度は花粉症の季節到来の気配で慌ただしい今日この頃・・・。
今回は「しなやかな股関節」を目指すお勉強です。

【股関節の働きについて】

股関節は身体の中で一番大きな関節で、体幹と下肢を繋いでいます。

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寛骨臼(かんこつきゅう)と言う骨盤の丸い窪みに球形の大腿骨頭(だいたいこっとう)が収まっている状態の球関節の為、体重を支えるのはもちろんの事、あらゆる方向に動かす事が可能です。

立つ、歩く、回す、またぐ、昇り降り、とぶ等。
専門的に言えば屈伸、屈曲、伸展、内転、外転、内旋。
外旋、ぶん回し運動等と言われています。

寛骨臼と大腿骨頭の間を関節軟骨と言う2mm~4mmの層が支えていて、股関節にかかる体重を吸収し、滑らかに動きます。
大腿骨頭のおよそ3分の2が寛骨臼に覆われている事が通常で、安定した動きや体重を支えると言った重要な役割を担っています。

【股関節の主な病気】

『変形性関節症』
寛骨臼と大腿骨頭の間の関節軟骨が何らかの原因ですり減ってしまい、股関節の動きが困難になります。
歩き始めや立ち上がりに足の付け根に痛みが生じます。
関節症が進むと常に痛み、寝ている時も痛みに悩まされる事もあります。

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『臼蓋形成不全』(きゅうがいけいせいふぜん)
骨頭の約3分の2を覆っている寛骨臼。この覆いが不十分な状態。
大腿骨と臼蓋が上手く噛み合わないために摩擦が生じ、軟骨に負担がかかり関節を消耗し股関節に炎症が起きます。
鈍痛やひどくなると激痛を伴い寝ている時もズキズキ痛む事があります。

【股関節のつまりや違和感】

上記の様な症状ではないけれど、股関節のつまりやひっかかる感じがある方は多くいます。

お店の会員様も股関節周りをストレッチする際に「ちょっと痛い」や「圧迫される感じがする」「反対側より詰まっている感じ」「反対側より回りにくい気がする」等と言われる方がいらっしゃいます。

この詰まり感や引っかかり感の原因はさまざまですが、この股関節は球関節でとても可動域の大きい関節です。
お椀にボールが入っている状態を思い描くといいでしょう。

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このはまっている部分がいくつかの強い靭帯によって骨盤と繋がっているのですが、日常生活のくせや怪我等の影響により少しずつねじれが生じたりする事が原因とされています。
また腰周りの筋肉(臀筋や腸腰筋)が硬くなることで筋肉のバランスが崩れ、大腿骨がずれやすくなってしまう事も原因としてあげられます。

この股関節のつまりや引っかかり感を放っておくと違和感だけでは治まらず、悪化しかねません。
関節症等になる前に腰周りの筋肉を柔らかくし、滑らかに動く股関節を目指したいですね。

【股関節を柔らかくするストレッチ】

腸腰筋や臀筋は股関節を動かす上でとても重要な筋肉です。
しっかり伸ばしましょう。

『腸腰筋ストレッチ』
①片脚を立て、片膝立ちになります。
(膝の角度が90度になるように。)
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②床に手をつきます。
(前脚の横辺りの位置。)
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③後ろの脚を更に後方へ引く。
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④腰に負担がかからないよう背中を丸め、おへそを真下に下げる感じで体重をかける。
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『臀筋ストレッチ』
①椅子に座り片脚を組む姿勢を取る。
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②姿勢を真っ直ぐにして、おへそを地面に付けるように前に倒れる。
(視線は前に、背中を丸めないよう気を付ける。)
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【最後に・・・。】
股関節が硬いと骨盤にも影響し、姿勢も悪くなる可能性が大きいです。
腰痛や肩こりの原因にもなりかねません。
股関節の機能アップの為に歩く事もおすすめです。
「最寄りの駅から1駅前で降りて歩く」なんていかがですか?
春はもうすぐです。冬で冬眠していた身体をそろそろ動かしてみませんか?

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