最も長寿になるスポーツはこれだ!!死亡リスクを下げるスポーツとは?
2016年の11月(今から約2年程前ですね)にオーストラリアのシドニー大学が”最も長生き出来るスポーツ”を発表しました。
調査の対象となるスポーツは、ランニング、テニス、水泳、サイクリング、サッカーなどなどごくごく一般的な種目。
対象のターゲットは平均年齢52歳の男女8万人で運動をしない人との死亡リスクを比較した実験です。
これについて今回は書いていきます。
と、いきなり結果発表ですが、
じゃじゃん!!
1位…テニス47%減
2位…水泳28%減
3位…エアロビクス27%減
4位…サイクリング15%減
1位は圧勝でテニス!!
先日全米オープンで大阪なおみ選手がアジア人初優勝を飾りましたね!今このタイミングで日本で一番ホットなスポーツがダントツの1位でした。
では、その理由についてもう少し深く見ていこうと思います。
テニスがもたらす死亡リスク減の理由3選
その①:握力を使う
先日のこのメディアでもお話した”握力低下で死亡が増加!?”という記事と同じになってしまいますが、握力(ツマむ、握る、握り続ける)は高齢になればなるほど使う機会が減ってしまいます。その結果筋力の低下により血行悪化の原因になり死亡リスクが高まってしまうというわけです。ですが、テニスはそもそもラケットを握り続け、そして返球の際にはグッと強く握らないといけないため、競技を行う上で常に握力が必要になってきます。これが死亡リスク減少の理由ということになるわけです。握力が平均より5キロ低い人は死亡リスクが16%高い、というデータも出ているほどです。
その②無酸素運動と有酸素運動の融合スポーツ
テニスはボールを打ち返す瞬間、ダッシュする瞬間など無酸素で行う動きもあれば、決め手を狙う為のラリーを続けたり、相手のボールを待つ有酸素の動きも必要になってきます。ランニングやウォーキングなど軽度な運動効果のあるスポーツでは得られない無酸素運動を取り入れることが可能なスポーツということですね。高齢者は特に無酸素運動に触れる機会が少ないのでテニスであれば無理なく取り入れることができそうですね。
その③:脳を使う
テニスは相手の動きや相手の打ち返してくるボールを常に観察しながら行うスポーツのため、その瞬間瞬間の判断が勝負の決め手になります。観察力、予測、などありとあらゆる脳を使うことでストレス耐性が強くなり、その結果病気になりにくい身体になり長寿に繋がる可能性が非常に高いのだそうです。
長寿の秘訣には、①握力を使う、②無酸素運動と有酸素運動を連動させる、③脳を使う、この3つが大切なんですね。
これから何か運動をしようと思っている方は、テニスを始めてみるのも良いかもしれませんね!
それでは、また!
この記事を書いた人
尾上 彰(おのうえ あきら)
ストレッチアップ株式会社 代表取締役社長
恵比寿店(ストレッチアップ1号店)を立ち上げ、現在はストレッチアップを世に広めるべく全国各地でフランチャイズ加盟活動に従事。